[GMノート]灰色の願望「イソレット」開発ビハインドストーリー

こんにちは!
愛で育てるRPGキングスレイドのGMリリアです。
9月22日(火)アップデートで新規英雄「イソレット」が合流します!
イソレットはどのような英雄なのか、一緒に見てみましょう!ゴーゴー( ᐛ )و.

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Part 1.設定
[イソレット、オペリアの相弟子であり、パンドラの処刑者]

第10章でクロウが出会ったイソレットの正体は…そうです。パンドラでした。元々オペリアと同じく魔女協会の一員だった彼女ですが、今はどうしてパンドラという集団と共に動いているのでしょうか?彼女は何のためにパンドラに加担し、どんなことを行っているのでしょうか?

[しかし、誰よりも心が弱い魔女、イソレット]
イソレットは、大切な何かを失い、大きな悲しみと憎しみによって間違った道へと進み、その道が正しいと信じて歩んでいきますが、一方でこれが本当に正しい道なのか自問し苦悩するキャラクターです。いつかはきっと自分だけの道が見つかると信じていますが、今はまだその時ではないようです。彼女はこれからもっと難しい状況にぶつかり、選択の分かれ道に立つことによって成長していくのですから。これからイソレットが選択する道が「間違ったと分かっていても進むしかない処刑者の道」か、それとも「自ら苦悩していた善なる道」かは、本人もまだ分かっていません。
冷たい口ぶりや行動は、自分が傷付かないための防衛機制に過ぎません。なので、ロゼのように相手の壁を壊しながら親しく接してくる人には、少しだけ心を開いてくれることもあります。最初は拒みながらも結局受け入れた後は、本来の優しい姿が時々垣間見えます。もちろん、その姿を見られる人は極めて少ないですが。

[イソレットのさらなる物語]
これから繰り広げられる帝国に関するストーリーで、パンドラという組織はとても重要なポジションを担うことになります。そして、そのパンドラで処刑者として活動するイソレットも重要な人物となる予定です。また、彼女が背負っている様々な人物との繋がりは、彼女をさらに立体的で豊かなキャラクターにしてくれるでしょう。
何より、魔法使いでありながらパンドラの技術力で魔導工学装備を使うイソレットの姿は、彼女をより魅力的に見せるキーポイントになると思います。


Part 2.アート
[イソレットのデザインキーワード:魔女、冷気、闇、超脱]

イソレットは「魔女」という比較的明確なコンセプトが設定チームで決まっていたため、つばの広い帽子やローブなど、魔女の定番の衣装が自然と思い浮かびました。キングスレイドにはクレオやオペリアのような、魔女をコンセプトとした英雄が既に存在しています。なので、この二人とは違うコンセプトの魔女にデザインしようと思い、背景設定にもよく合う暗い色味を使って冷たくて超脱した雰囲気を表現しました。特に同じ魔女であり、相弟子でもあるオペリアとは明確な違いを見せる必要がありました。

このような考えをもとに完成した、1番目のコンセプト試案です。
魔導王国と深く関わっているイソレットは、武器として天球儀を使用することが決まっていたため、星や機械のようなポイントを生かしたデザインも考案しました。最初の試案は色々な姿を見せる必要があったので、設定とは少し違う明るい髪色や衣装もデザインしてみました。結果的には5番目の試案を選択し、具体化させる作業が行われました。

まずは全体のシルエットを重点的に整え、その後にさらに細かい部分まで力を入れて試案を具体化させました。全般的なコンセプトが決まっている試案だったので、最終デザインにある程度近づいた状態です。異なる点があるとしたら、足の露出度が少し高いという点ですね。

ここからは、キャラクターのコンセプトと雰囲気に重点を置いて作業しました。イソレットは一般的な魔女のコンセプトより、もう少し重みのある感じを表現したいと思いました。その重みを強調するために、前の試案より露出を抑え、衣装のデザインも色味の違いはなるべく出さずに明度をより暗く調整しました。そして、コンセプト試案のポイントカラーだった青・紫に白を混ぜてパステルトーンに変えるなど、細かい部分も変更しました。

全体的なシルエットと衣装デザインの次に、武器とヘアスタイルの作業を進めました。

武器は天球儀を使うということが決まっていたので、そこに魔女といえば思い浮かぶ武器の杖を合体させた形でデザインを始めました。天球儀をデザインする過程で様々な試案を作ったり変形させたりして、さらには魔導王国というコンセプトに合わせて機械的な要素も盛り込んでみました。
ヘアスタイルは顔に合わせてデザインするよりは、キャラクターの全体的なコンセプト(闇、魔女など)とうまくマッチさせることが重要だと思いました。イソレットはキャラクターコンセプトも衣装のデザインも暗いキャラクターなので、暗いヘアカラーと目が隠れるスタイルを基本として、いくつかの試案を描いてみました。





このような過程を経て完成したイソレットの原画です。この原画は既に何回かユーザーの皆様に公開したことがあるので、ご覧になったことがあるかも知れませんね。(笑)

次は原画パートの最終作業、イラストです。イラスト試案を構想する上で、イソレットというキャラクターの雰囲気にできる限り焦点を合わせて演出しました。大きな動作をするよりは、小さな動きで大きな力を発揮したり、何気なくスキルを発動させたりするイメージを想像しながら作業にあたりました。


3つの試案のうち、1番目は重みが感じられる姿、2番目は何気なくスキルを発動させる姿、3番目は魔女というコンセプトに合わせた杖に乗っている姿を描きました。この中でイソレットの雰囲気やキャラクター性が最もうまく表現できたと思われる1番目の試案を選択して、最終イラスト作業を進めました。これを書いている8月の今現在、まだ未完成なので前もってお見せできないのが少し残念ですね。完成したイラストはGMノートやパッチノート、またはアップデート後のゲーム内でご確認ください!

[イソレットの3Dモデリング]
魔法と魔法の杖は正統ファンタジーのロマンではないでしょうか!?ファンタジー好きの私にとって、イソレットのモデリングはとてもワクワクする作業でした。

モデリング作業を行う時、一番最初に重点を置くところは顔の表現です。イソレットの場合も真っ先に顔の作業から取り掛かりました。
企画書の内容と原画のイメージを考慮し、クールで落ち着いた都会的な女性(クールビューティー)をイメージして作業を進めました。イソレットの顔のモデリングはいつもより多くの時間を費やし、かなりの力を注ぎました。そうして出来上がった顔は角度によって、ある時は冷淡に、またある時は悲しそうに見えるなど、イソレットの内面をうまく表現してくれるキャラクターに非常によく似合う顔に仕上がったのでとても気に入っています。

イソレットの衣装は、キングスレイドのキャラクター衣装の中でも最も暗い方です。暗い部分をさらに暗く表現する作業は、そう簡単なことではありませんでした。こういった暗いカラーを使った時、服の質感がうまく表現できるか心配でしたが、金属の装飾や模様とうまく相まって予想以上にかっこよく表現できた思います。

今回の作業で意外と苦労したのが、武器のモデリングでした。剣や槍などの刃物のように裏・表だけがあるのではなく、四方をすべて表現しなければならなかったので、かなり手間がかかりました。特に真ん中にある球体の光や球体を囲む装飾、その他の多くの装飾による全体的なディテールを表現することに随分手こずりました。

[イソレットのアニメーション(モーション)]
アニメーション作業時、女性キャラクターの場合は骨盤の動きをうまく活用すると、非対称シルエットによって女性らしさを表現でき、その分セクシーで色っぽい姿を強調できます。ですが、イソレットは魔女というコンセプトではありますが、セクシーで色っぽいキャラクターではありません。なので、作業する時はこういう部分が目立たないように注意しました。
イソレットは冷笑的で感情を表に出さない性格なので、表情の変化やモーションが大きくありません。そのため、一歩間違えればキャラクター自体が味気なく見える可能性があったので、かなり頭を悩ましたキャラクターです。イソレットの特徴を生かしつつ魅力的に見せる方法を探す必要がありました。 

なので、イソレットのモーションは手や指でなぞった軌跡などの細かいディテールにより力を入れ、つば広帽子を最大限に活用したモーションでより豊かな動きを表現しました。そして、この帽子に関わったモーションは、警戒心や防衛本能、内面の秘密など、イソレットの本心を表現しようという意図が隠されています。フフッ。

イソレットのアニメーションのもう一つの特徴は、武器です。

イソレットの武器はSFチックな雰囲気を持っており、これはパンドラの技術力を表現できる要素でもあるため、武器にアニメーション作業を加えて動きを入れました。基本の星5武器、専用武器、コスチュームの武器など、デザインによって動きがそれぞれなので、是非一回ずつ見ていただけると嬉しいです!

[イソレットのスキルエフェクト:炎、氷、風、そして結界]
イソレットのスキルエフェクトは、炎・氷・風の3つの属性と、結界がコンセプトとなっています。それぞれのスキルは結界の中で3つの属性が表現され、結界からもその属性がうまく表れるように作業しました。また、結界の形もスキル1は四角形、スキル2は五角形、スキル3は八角形にデザインし、同じ結界でも異なる属性と形によって見る楽しみを与えられるように表現しました。

イソレットの作業にあたり、結界エフェクトという新しいチャレンジは面白かったのですが、それぞれの属性とは別に結界の形・生成・表現・具現方法など、エフェクターとして非常に悩みの多い作業でもあったので、少し難しい部分もありました。


Part 3.企画
[イソレットの戦闘]

イソレットは物理属性のウィザードです。各スキルは空間と元素を活用して敵を攻撃するコンセプトであり、敵にダメージを与える空間を結界で形成した後、炎・氷・風といった様々な元素を活用します。また、特定元素間の相互作用によって効果が増幅したり、新しい効果が発現されたりなどのメカニズムも存在します。
イソレットのスキルは、クールタイム減少効果の影響を受けないという特徴があります。これに対する報酬も設けられています。そして、ほとんどのスキルが一定範囲を対象として攻撃するので、多数の敵を相手にする時、大きな能力を発揮することになるでしょう。


Part 4.終わりに
イソレットが初めて公開されたのは、今年3月のオルベル建国記念日の開発発表動画を通してでした。すでに、随分前からコンセプトとデザインが決まっていた英雄なのです。ヒルダとは違って、魔女という外形的に明確なコンセプトがあったため、作業過程は比較的順調でした。
イソレットのストーリーは第10章を通してある程度公開されましたが、これからの活躍がもっと期待される英雄です。第10章以降、帝国に関するストーリーが繰り広げられる際に中心人物として活躍する予定です。
英雄として実装されたばかりの、まだまだたくさんのストーリーが残っているイソレット。皆様のたくさんのご期待とご関心を、よろしくお願いいたします。

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